転職を躊躇している人へ~「年収減少」「全員転職」時代が来ていることを理解しよう~

今回は転職に関する昨今の状況についてまとめましたのでご提示させていただきます。

  • 年収が高い企業は
  • いま、転職をするべき理由

このあたりに関し、興味がある方はご一読ください。

平均勤続年数上位の企業は?

少し前の記事になってしまいますが、2019年3月、勤続年数に対する記事を発見しました(東洋経済)。「勤続年数が長い企業ランキング」で、これは就職四季報掲載の企業をベースに勤続年数をまとめ上げたものです。

引用 : 「平均勤続年数が長い会社」ランキングTOP300 より抜粋①

これがランキングです。トップ50に入っている企業は平均勤続年数が20年以上の企業です。会社が60歳まででいったん雇用契約を終了すると仮定します。新卒で入社し、60歳までで約38年間あります、すなわち20年というのはその中間地点なので「新卒から定年退職までほぼ全員が勤め続ける」

一つの企業に残り続けるメリットとデメリット

上位に入っている企業はほとんどがインフラ系の業界です。既得権益が十分にあり、労働環境は整理され、他の業界と比較すると企業の競争環境はし烈ではない傾向があるでしょう。インフラ企業のように長く勤め続けることへの労働者のメリットとデメリットは下記のような一例があります。

〇メリット

  • 勤務するほど業務にコミットしやすくなる
  • 社風が穏やかな場合が多い
  • その会社のプロフェッショナルになれる可能性がある など

〇デメリット

  • 給与の天井がある程度決まっている
  • 個人の成長は遅い傾向にある
  • 企業の安定=労働者の安定ではない など

それぞれメリットとデメリットが相反関係にあります。どちらがいい、悪いと評価するつもりはありません。ですが、上記にランクインするような化粧品メーカーに10年近く勤めていた私としては、一つの企業に居続けることなく、ぜひ転職によって自分のキャリアステージを変える経験を、しかもできれば若いうちにしてほしいと思っています。

転職を薦める理由① : 年収が決まっている

社風や企業理念など、評価が難しいところや、勤務時間や有休取得等のごまかしがきいてしまうところを比較しても意味がないと思うので、絶対的な尺度として年収を挙げたいと思います。ネットには企業の平均年収に関する様々なまとめサイトがありますので、それを私で集計したところ、Top3の企業の勤続20年、つまり42歳ごろの平均年収は下記のとおりでした。

  1. 京阪電気鉄道・・・711万円
  2. NTTコムウェア・・・599万円
  3. 東武鉄道・・・622万円

42歳ごろに年収がおおよそ600-700万円くらいということがわかりました。「平均年収.jp」によれば、平成30年における日本人全体の平均年収は441万円(平均年齢はおよそ46歳)だそうです。さすがに既得権益を持っている企業ばかりなので総じて年収が平均より高いです。ですが、大きく役職を上げない限り、生涯年収の天井も確定している、ということです。つまり600-700万円が平均年収であればおよそ35年間勤めて生涯獲得年収は2.1-2.45億円(額面)で変わらないことを意味します。それで構わない、という人はいいと思いますが家族がいたり、趣味にお金を使いたいと思っている人は恐らく贅沢することはできないでしょう。

引用:平成26年 国税庁 民間給与実態統計調査結果

さらに、左図の通り、サラリーマンの年収はおおむねダウントレンドです、どんな企業でも10年後いまと同じ年収が維持できるかは難しいでしょう。

ちなみにですが、私は新卒で入った化粧品メーカー時代、ちょうど平均よりも少し低いくらいの年収でしたが、スキルアップと業界チェンジをし、現在35歳ですが年収は1,000万円を超えました。努力することは絶対必要ですが、チャレンジから年収をアップさせることは十分可能です。何より転職は自分でキャリアを作る楽しさがあります。

転職を薦める理由② : 増えない企業の寿命VS長くなる労働年数

引用 : nippon.com 倒産企業の「平均寿命」 2018年は23.9年:3年ぶりに前年上回る

左図は東京商工リサーチ調べによる、2018年の企業の平均存続年数です。2009年から起こったリーマンショックから徐々に改善がみられていますが、絶対値としては22-24年あたりで推移しています。なお、2018年の倒産までの企業存続年数は23.9年です。

一方、労働者の労働年数は70歳までに引き上げられることがほぼ確実視されています。仮に、22歳で大卒で就職をしたとすると、70歳まで48年間あります。すなわち、平均値で見れば企業の寿命は労働者よりもずっと短く、私たちはだれでも一回は会社をシフトさせる働き方を選ばざるを得ないのです。当然、平均値なので、企業側が長い寿命があれば問題はないかもしれません。ですが、それはだれにも予想できないことです。JALや東電の例もありますし、2019年のキリンのように業績がいいのにリストラをすることもあるのです。

年次が若いうちに転職を経験しておいた方が一つの企業に根を下ろし続けた人よりも転職先でのビジネス合流スピードは速いでしょう。「企業の寿命は自身の労働者としての年数より短い」ということを理解すればいつまでも職を変えることにためらいを持つ理由はないでしょう。

サラリーマンからサラリーマンに転職するのは難易度が低い

転職を経験したものからすればどんな大手企業にいても、必ずしも個人が安泰なわけではありません。 大きなリスクを冒せ、と主張はしません。 むしろ残り続けることの方がリスクが上がっていきます。一念発起して起業する人はリスクがあるとは思いますがサラリーマンが同じサラリーマンに転職するだけです。私は2社目に転職した際、それまで安泰の化粧品メーカーから厳しい環境に飛び込み苦労しました。ですが、起業をすることなどと比較すれば転職の失敗など失うものは少ないはずです。

長くなりましたので今回はここまでにします。次回はサラリーマンへの転職ではなく、「起業を選択する人」について情報提供をしたいと思います。

投稿者: Koseki Kano

東京都中野区在住。35歳。 化粧品メーカーに新卒で入社(10年間)。 営業企画・販売企画・健康食品事業立ち上げを経て、米系マーケテイング会社に 転職。アカウントマネージャー兼アナリストして主に消費財メーカーに対しマーケティング提案、年間120社(2年半)。 現在GAFAの1つに転職し、webマーケティング施策を企画。 セールス、データ分析、マーケティングの掛け算のキャリア 自身の経験を基に電話/メールによるキャリア相談、履歴書添削を通じ中長的にサポート。 休日は25年間続けているバスケットボール、そしてバスケ強化のため(今はこちらの方が主になっている気も・・)筋トレが趣味。

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