転職を躊躇する人へ~チャレンジで道が拓けた話~

20-30代のサラリーマン向けに「転職」「ビジネス」に関する情報配信をしているBusiness研究所ですが、今回はそういった話ではなく体験談です。転職をすることで環境が変わり、努力をして新しい道を拓くことができたという私の体験談をお伝えさせていただきます。

  • 転職することで得られるもの
  • 転職をした人のその後

このあたりに関し、興味を持ってくださった方はご一読ください。

※先にお伝えしておきますが、特定の会社や社員を誹謗中傷するものではありません。

10年務めた化粧品メーカーを退職

まず、私は他の転職者よりも決断が遅かったと思います。新卒で入社した国内の化粧品メーカーに10年間在籍しました。日本国内の化粧品メーカーとしては知名度が割とある方で、売上もかなり上位に入る企業です。

それまで私自身、昔ながらの日系体質の優しい社風で居心地がいい反面、違和感も感じていました。営業部門ではベテラン社員の意見が非常に強く、未だにいわゆる「にぎにぎ営業(握手とお願いでセールスしていくスタイル)」が幅を利かせていました。その会社は販売もやっていたのでIDデータ等あったのにも関わらず、営業に活かせていませんでした。私はというと10年間データに基づく営業をしたい、と思ってコツコツプログラミングの練習をしていましたので会社の方向性とは合っていないことをしていたと思います。当時のことを思ってもみんなから「変な奴」「面倒くさい奴」と白い目で見られていたと思います。

それでも10年間も化粧品メーカーに在籍し続けたのは2つあります。

  1. 国内で確固たる地位を持っている会社ので安心感があった
  2. 会社に長く在籍するほど自分が外の世界では通用しないという諦めがあった

10年経過する頃、他の社員と同じように会社に残り続けよう、と思うようになりました。

ですがその頃、退職のきっかけとなることがありました。社内変革プロジェクトの一環で、社内コンペを全社的に募集したのです。社の幹部向けに直接自分のアイディアを発表し、採用されたプランには予算がついて実現化する、というものでした。私は立候補し、平日も休日も寝る間を惜しんで準備をしました。私のプランはEC・百貨店などの顧客管理がバラバラだったのでそれをプラットフォームとして管理して便利に、ゆくゆくはチャネル横断キャンペーンなど施策に活かす「オムニチャネル化」を提案しました。

結果は、見事に落選しました。自分の不甲斐なさを痛感すると同時に会社と自分との間にある決定的な溝を感じました。採用されたコンペが「コミュニケーション活性化のために社内にクラブ活動を作る」というものでした。クラブ活動を作ることは否定しません、私のプレゼンも拙かったです。ただ一方で、会社の幹部と向いている方向が違うことは明確でした。そうして私は転職を決断しました

当時の自分は31歳で初めての転職でしたので不安はありました。実際転職エージェントからも「年齢的に有利ではない」言われました。ですが、もう化粧品メーカーにいる自分が見えず、行動し続け、米系マーケティング会社に転職しました。

退職勧奨まで受けたマーケティング企業

米系マーケティング会社では、データアナリスト兼アカウントマネージャーとして入社しました。化粧品メーカーで10年間SQLやVBAでデータ分析し、また営業本部時代にプロモーション企画やカスタマー分析などを経験してきましたのでそこを評価いただきました。

そのマーケティング会社は全国にある小売店のPOSデータ/ID-POSデータを管理しており、それを元にユーザーを分析し、小売店へ商品を納めているメーカーへマーケティング企画を販売するというものでした。データに基づく営業は化粧品メーカーの頃よりずっと私が願ってきたことなので、入社前からワクワクがとまりませんでした。

ですがその後の私は、「入社して1年間、全く役立たずで終わった」と言うのが率直なところです。

それまでの日系企業に所属した私にとって外資系企業は甘くありませんでした。「教えてもらえば立ち上がる自信がある」という考えだったんです。ただ外資系企業は「教えてもらう」のを待つのではなく、「自ら情報を取りに行く」という積極性がなくてはなりません。私はわかっていても中々実践に移すことができず、気づけば1年近く足踏みをしたままでした。アサインされるプロジェクトでディレクターからことごとくダメ出しを受け、ついには社内失業状態にまで追い込まれ、一度退職勧奨まで受けました。社内失業は、怒られるよりずっと苦い経験でした。

ちなみにですが、当時は私は自分のことで精いっぱいでしたが、私の同期も1年で半分は辞めていきました。それほどまでに過酷な職場でした。

ゼロから再出発し社内表彰、その後退職へ

1年が経過し、このままいくと退職勧奨だけでは済まないと本当に危機感を募らせていました。ですが仕事がないので挽回しようにもできません。(コンサル経験者は社内失業に対する負のループに関しては少しわかっていただけるのではないかと思います。)

何とか打開するために、私はまず自分の状況を整理しました。

  • 自分は社内失業状態、逆に言えばリソースはたっぷり空いている
  • 自分は他の人であれば分業する、データ分析とセールスを1人でできる
  • 1年がたち、ちょうど上司が変わり、自分のことを気にかけてくれている

このようにして整理された結論は、「クライアントへのアポイントからデータも提案もクロージング一人でやる」というものです。自分の時間が空いているから、また社内失業状態に陥ってもデータ分析のスキルなどを学習し磨き続けてきたのでこれなら出来ると思いました。

そして同時に新しい上司にも恵まれました。私がチャレンジしたいことに関して推奨し、サポートしてくれました。

それまでの上司はよくも悪くも外資系気質で、マウンティングするところがありました。私はそれにうまく適用できず、ディレクターとの信頼関係をつくることができませんでした。新しい上司は、具体的に私が立ち上がるまで何度もHow Toの説明をしてくれ、時にはクライアントのところまで一緒に訪問して目の前でプレゼンして見せてくれ、目をかけてくれました。次第に業績が上がりはじめ、自信が回復していきました。

毎日新規営業をしアポを取れはじめ、次第に提案でスケジュールがいっぱいになっていきました。自分ひとりで営業もデータ分析もできるから待つ必要がありません。提案が増えれば低い受注確率でも予算を積み上げることが出来ます。年間で120社ほど提案をし続け、入社二年半が経過する頃、幸運なことに私はアカウントマネージャーとして社で表彰を受けることができるまで信用と実績を回復させることができました。

表彰時の目録

退職、GAFAへ

そして表彰を受けて、その後すぐに退職願いを出し、GAFAへ転職しました(本当は辞意を事前に伝えていたので辞退したのですが、表彰をしてくれました)。もう少しやれることがあるとも思いましたが、成長させてくれた先の上司はその時すでに退職をし、また退職勧奨まで受けていた自分がありがたいことに表彰をしてもらい、一つの区切りと感じました。

その頃からセールス、データ、マーケティングの掛け算というキャリアの輪郭がはっきりし始めました。コンサルティングファーム/Webマーケティング会社などを中心に採用活動をし、縁があってGAFAに入ることができました。

転職は大変な分、得られることもたくさんある

  • コツコツとデータ分析のスキルを習得し続けた
  • そのスキルが結果的には別の会社にいって強みとなって自分自身を助けてくれた
  • 困っていた時に一生懸命もがいていたら手を差し伸べてくれる人がいた

転職をすることで、このような経験ができたと思っています。大変な面もありますが転職をしてよかったと思っています。

さらに転職をするたびに年収も上がっています。化粧品メーカーにいたころと比較すると私の年収は2倍以上に伸びています。ありがたいことにこれも一つの恵まれたことと思っています。そして、実際のところ苦労も多くしたと思っています。Business研究所を立ち上げたのは「(自分のように)転職後、苦しい思いをされている方をサポートしたい」という2点で運営しています。私の情報が皆さんの後押しやあと一歩頑張る力になれたら幸甚です。

投稿者: Koseki Kano

東京都中野区在住。35歳。 化粧品メーカーに新卒で入社(10年間)。 営業企画・販売企画・健康食品事業立ち上げを経て、米系マーケテイング会社に 転職。アカウントマネージャー兼アナリストして主に消費財メーカーに対しマーケティング提案、年間120社(2年半)。 現在GAFAの1つに転職し、webマーケティング施策を企画。 セールス、データ分析、マーケティングの掛け算のキャリア 自身の経験を基に電話/メールによるキャリア相談、履歴書添削を通じ中長的にサポート。 休日は25年間続けているバスケットボール、そしてバスケ強化のため(今はこちらの方が主になっている気も・・)筋トレが趣味。

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