ブラック上司の反対、「素晴らしい上司」の条件

Business研究所では、「ブラック企業」「ブラック上司」についての情報配信をしてまいりました。部下にとって害となる上司もいれば、反対に素晴らしい上司もいます。今回は私自身の経験やキャリアの相談に乗ってきた経験から抽出した、「素晴らしい上司」の項目をまとめました。

  • 「素晴らしい上司」の条件
  • そんな上司に出会えたら自分はどうするべきか

この辺りに関し、興味がありましたらご一読ください。

米系マーケティング企業での経験

拙著「転職を躊躇する人へ~チャレンジで道が拓けた話~」でも触れましたが、私自身、ブラック上司に悩まされてきた時期がありました。どんな上司か、簡単に言いますと、

  • 仕事で相談したい、というメールに対しては無視
  • 直接相談に行くと机をたたきながら「何でそんなこともわからないんだ!」と怒鳴る
  • 「営業のダメなメール例」ということで、皆に向けてメールを公開し、ダメ出しをしながら添削をする

という、いわゆるパワハラ上司でした。私自身、その上司の元で働いていていた時期は随分と悩みました。なお、この間に退職勧奨も受け、本当に生きた心地のしない毎日を送っていました。それまで日系メーカーという、いわゆる「いい人達」の集団の中にいたので、本格的にマウントを取ってくる上司に対し、私は随分と苦しめられていました。そんな時に、助けてくれたのは新しい上司です。

新しい上司は、その上司からこってりとしごかれて自信を失っていた私に対し、もう一度奮起するエネルギーをくれました。その上司のおかげで私は再奮起ができ、前向きにセールス活動をした結果、退職勧奨を受けてから1年で社長賞をいただくことができました。「素晴らしい上司」とは、自身のパフォーマンスではなく、メンバーに高いパフォーマンスを出させる人のことをいうのではないか思います。

前置きが長くなりましたが、今回は部下のパフォーマンスを高めてくれる、「素晴らしい上司」の特徴を考えました。なお、キャリアのアドバイザーとして、転職相談をこれまでしてきましたが、その意見も加味して、考察を行いました。

「素晴らしい上司」の条件

主観・客観含め、「素晴らしい上司」は下記のような特徴を持っています。

  1. 「聞く」スキルが高い
  2. 話がシンプル
  3. 感情的にならない

大別してこの3要素があります。順番に紐解いていきます。

1.「聞く」スキルが高い

何と言っても素晴らしい上司は「聞く」というスキルが卓越しています。私がマーケティング会社で出会った上司もこの「聞く」という能力の高さには何度も救われました。それは単なる「聞く」ということではなく、下記の要素があると思っています。

  • 「目を見る」「うなづく」などの超基本的な聞くスキルが高い
  • 単に「傾聴する」のではなく、「感情」にも寄り添う
  • 否定しない

特に1番目は本に書いてあるような薄いスキルではなく、2番目のように部下の感情に寄り添ってくれることで、部下は心からの救いとなります。

2.話がシンプル

「聞く」ことができると、それに対しての打ち返しははわかりやすく、シンプルです。例えば、

  • 相談に対し、論点の整理が早く、かつ的確
  • 「ダメ出し」ではなく「前向きな助言」

例えば、私が一人で商談に行き、その後帰社して上司に相談をする際、まるで上司はその商談に同席していたかのように「つまり~ということだね?」「先方は~と言いたいんだと思う」など、的確に状況を把握してくれます。また、それに対し、決して「僕の頃は~」など、ありがちなマウントを取るようなアドバイスはしません。「君はまじめだから、愚直にデータを分析して検証してから次の商談に臨んだ方が良いよ」など、個性に寄り添った形でアドバイスをしてくれます。

3.感情的にならない

これは言わずもがなです、感情的になる、つまりキレる上司に対し、マネジメントをしてほしい、と思う部下はいないのではないでしょうか。

いかがでしょうか。私が出会ってきた、またキャリアアドバイスをしてきた人たちの声を統合すると、素晴らしい上司とは上記のような特性を持っているようです。

Takerは×

もし、上記のような上司に運よく巡り合えたとしたら、その上司を大切にしましょう。上司も人間です。もし生涯大切にしたい上司に巡りあえたら、Taker(与えてもらってばかりの人)ばかりではなく、何でもいいので上司に与えられるビジネスマン(Giver)になりましょう。

いい上司に巡り合うと、「する」「してもらう」という一方的な関係になりがちです。しかし、与えてもらうばかりだからこそ、その上司を大切にし、微力でもいいのでGiverになりましょう。大層なことでなくても構いません。自分がしてほしい、小さなことを実践すればいいのです。例えば、

  • チームの雑用は率先して引き受ける
  • 誰よりも早くメールに対し返信をする
  • 上司の関心があることは率先して取り掛かってみる

このような些細なことでいいです。もとい、良い上司は仕事もできるので、パフォーマンス、というよりも上司の指示に対しての「スタンス」で貢献したほうが良いでしょう。

いかがでしょうか。素晴らしい上司に巡り合うことができたらあなたはラッキーです。その上司から色々なものをいただくことがあると思います。それに甘んじるだけでなく、良い上司だからこそ些細なことでもお返しをして還元できるようになり、良好な関係を長く続けていただきたいです。

投稿者: Koseki Kano

東京都中野区在住。35歳。 化粧品メーカーに新卒で入社(10年間)。 営業企画・販売企画・健康食品事業立ち上げを経て、米系マーケテイング会社に 転職。アカウントマネージャー兼アナリストして主に消費財メーカーに対しマーケティング提案、年間120社(2年半)。 現在GAFAの1つに転職し、webマーケティング施策を企画。 セールス、データ分析、マーケティングの掛け算のキャリア 自身の経験を基に電話/メールによるキャリア相談、履歴書添削を通じ中長的にサポート。 休日は25年間続けているバスケットボール、そしてバスケ強化のため(今はこちらの方が主になっている気も・・)筋トレが趣味。

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