「外国人が住みたいと思う国」ランキングで日本がワースト2位に

今回はBusiness研究所の中でも少しチャレンジ企画です。今回は少し政治経済のテーマを取り扱ってみたいと思います。英国金融の大手HSBCホールディングスによる発表で、世界で外国人が住みたいと思う国ランキングで日本がワースト2位に選ばれてしまった件に関して考察しました。

  • 何故日本は外国人が働きたくないのか?
  • 外国人が日本に住みたい国になることのメリット

この件に関し興味がある方はご一読ください。

記事概要

i引用 : HSBCホールディングス「住みたい国ランキング」1-18位
i引用 : HSBCホールディングス「住みたい国ランキング」1-18位

原文のままスクリーンショットをとっているのでやや見えにくい部分はありますが、数値で左側が2019年ランキングで、一番右側が2018年です。ランキングに基づきますと、1位はスイス、日本はブラジルに次ぐ32位でした。

隣の国で、もはや先進国の急先鋒ともいえる中国は26位です。他にも、決して先進国とはいえないであろう国が日本よりも上位にランクインされていることを受けるとショッキングです。

「日本には住みたくない」理由

外国人が日本には住みたくないと思う理由で、特筆する項目を下記に記載します。

  • 収入面 ⇒ 33位
  • ワークライフバランス ⇒ 33位
  • 友人を作る ⇒ 32位
  • 学習面 ⇒ 33位

一方で、唯一トップ10にランクインした項目としては、「政治的安定」で6位でした。このことを総合すると、「安全ではあるけど、仕事・収入面は満足いかない、また、コミュニティづくりや日本についての学習に関しては懸念がある」としています。

GDP3位でも外国人には「冷遇」の日本

かつて日本は、高度経済成長をしていたころはアジアの中で出稼ぎをしたいと思う国だったそうです。しかし、「失われた30年」に代表されるような日本経済の停滞、ネガティブな外国人の受け入れ態勢、東南アジアなどの経済発展に伴い、日本はアジアにおいて出稼ぎをしたいと思う国の筆頭のポジションを失っていきました。むしろ外国人に与えられる仕事内容は「外国人技能実習生」といわれ、基本的には肉体労働などの過酷なものが多く、外国人は日本に来たいと思う意欲を失っているそうです。

劣悪な労働環境で、続々と逃げ出す「外国人技能実習生」。4月から新たに介護・宿泊業も

引用 : msnニュースより

外国人と切磋琢磨することのメリット

私はGAFAにいま入社し、ありがたいことに比較的外国の人が多い中で働くことができています。そんな私から見て外国人の受け入れは日本が活力を得るために残された数少ないチャンスだと思っています。理由は2点あります。

  • 日本に来ることができる外国人は優秀
  • 外国人が増えることで日本の少子高齢化対策にもなる

順番に解説します。

日本に来ることができる外国人は優秀

GAFAで一緒に働いている外国人は本当に優秀です。それは、シンプルに「語学堪能」というわけではありません(もちろんバイリンガル・トリリンガルですが)。それまでに愚直に努力してきたことがうかがえる問題の解決力や突破力を持っています。それだけではなく、彼らのマインドは皆どこかハングリーさがあります。

先般、拙著「総務省統計局調べ「日本人の平均学習時間が6min/日」について」でも触れましたが、日本人の社会人は6min/日しか勉強しないと書かせていただきました。外国人を締め出している間に私たちは守られた環境の中で努力をしなくなってしまいました。外国人をひとくくりにして何でも受け入れるのは避けるべきですが、彼らと共存し、切磋琢磨してくことで自分自身も成長していくことを感じることができます。

外国人が増えることで日本の少子高齢化対策にもなる

2030年には日本の1/3が65歳以上の高齢者になります。日本の高齢化は急速に進み、私たち現役世代が税金という形で社会保障を支えていくのもどんどん負担が大きくなっています。

引用 : nippon.com

同じ年収でも、増税に伴って日本の可処分所得は上記のように減少し続けています。このままいけば現役世代の負担は増えていきます。私は外国人と受け入れて一緒に働いていくことでいびつな人口バランスを幾ばくか是正することができる、と思っています。

最後に

一気にわかる! 池上彰の世界情勢2020 自国ファースト化する世界編(毎日新聞出版)

最近、池上彰さんの著書「一気にわかる!池上彰の世界情勢2020」を読み、EUのブレグジットの問題の一つは移民問題について勉強しました。移民が入ってきて、もともとのイギリスの人たちの仕事が格安で奪われています。先述の通り日本で誰でも移民を受け入れることは考えものですが、少なくとも優秀な人は誰でも一緒に働くことができる日本であってほしいですし、「住みたいと思う国」のワーストに入っているような国でなくなればいいと思います。

投稿者: Koseki Kano

東京都中野区在住。35歳。 化粧品メーカーに新卒で入社(10年間)。 営業企画・販売企画・健康食品事業立ち上げを経て、米系マーケテイング会社に 転職。アカウントマネージャー兼アナリストして主に消費財メーカーに対しマーケティング提案、年間120社(2年半)。 現在GAFAの1つに転職し、webマーケティング施策を企画。 セールス、データ分析、マーケティングの掛け算のキャリア 自身の経験を基に電話/メールによるキャリア相談、履歴書添削を通じ中長的にサポート。 休日は25年間続けているバスケットボール、そしてバスケ強化のため(今はこちらの方が主になっている気も・・)筋トレが趣味。

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