人の集中力は有限かつデリケート

転職とビジネスの情報配信をしているBusiness研究所ですが、今回はビジネス寄りの内容です。トピックスは掲題の通り、「人の集中力は限界があり、なおかつ非常にデリケート」ということです。

  • 集中力の有無は素質ではない
  • 集中力の引き出し方
  • 自分だけではなく、人の集中を邪魔しない、「逆KYな人」になろう

このあたりの内容に関し、興味がある方はご一読ください。

尚、今回参考にしたのは、Jins社に勤務されながら脳科学の研究もされている井上一鷹さんの「集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方 (日本能率協会マネジメントセンター)」を引用しています。

人の集中は有限

まず、皆様はこれまでご自身の集中力のなさに対しストレスを感じた経験があるかたはいらっしゃるのではないでしょうか。筆者もその一人です。集中をしたいのですが、うまくできません。例えば家でプレゼン資料を作成しようと思っていてもうまく取り掛かれない、テレビやスマホを見てしまう。振り返れば受験生の頃もそういった経験がいくつかありました。つい集中力が高くて生産性が高い人と比較してしまい、落ち込む・・。集中力はどこか才能のように人に備わっており、自分にはそれがないのだと思うシーンがいくつもありました。

著書によりますと、まず人が集中をするためにはいろいろな条件があります。それを井上さんがわかりやすく解説していますが、その中でも筆者が特に感銘を受けた3点を抜粋します。

  • 人が集中できるのはおよそ4hが限界で、使うほど集中力が減少していく
  • 人によって集中できる時間帯が異なる(朝型/夜型など)
  • 人が集中し始めるのは23min経過してから

順番に解説をしていきます。

人が集中できるのはおよそ4hが限界で、使うほど集中力が減少していく

まず、「集中力」とは心のどこかで無限にあるもののように考えていなかったでしょうか。また、先述しましたが、仕事などで失敗しない人は集中力という才能があると思っていませんでしたでしょうか。著者の井上さんはそれを否定しています。まず、人は集中力は誰でも一日で4hほどしか使うことができない有限なもので、使うほどに減少していく、ということを語っています。

逆に言えば、長期的な労働時間でダラダラと仕事をしてしまうと集中力が削がれてしまい、生産性の面においては逆効果です。

また、集中力という才能に関しても、たまにいる「仕事において失敗しない人」は集中できる才能があるのではなく、有限な集中力の使い方の配分が上手で、「ここぞ!」時に集中力を配分している人なのだそうです。それを知れば自分の集中力を配分を変えて仕事をすれば失敗しない人になれそうです。

人によって集中できる時間帯が異なる(朝型/夜型など)

一方で、人は集中できる時間帯は決まっているそうです。私たちは「時間遺伝子」というものを先天的に持っており、活動的になれる時間帯が決まっている遺伝子なのだそうです。井上さんによれば自分の時間遺伝子を知ることが集中力向上につながると話しています。

著書では自分の時間遺伝子の調べ方については記載がありませんでしたが、なんとなく自分が「朝型」か「夜型」か、あるいは「週明け型」か「週末型」か等のおおよその見当はつくのではないでしょうか。それを知ったうえで仕事をすることができれば、大切な、特に集中力を必要とする業務をスケジュールすれば失敗しないようになれそうですね。

人が集中し始めるのは23min経過してから

筆者が特に感銘を受けたのはこの項目です。人は朝、出社してすぐに仕事を取り掛かることができるイメージを持っていませんでしょうか。実際には、仕事に集中して取り掛かることができるのは仕事開始後、23minを経過してからなのでそうです。それまではいわゆる「エンジンを温めている状態」で、運動でいえばウォーミングアップをしている状態なのだそうです。

それを受けると集中できる環境というものが作れそうです。例えば仕事において下記のような環境を作れば集中できる、ということになります。

  • 一人クリエイティブタイムを作る(話しかけられない場所に移る、など)
  • スマホを手軽にとれるところに置かない
  • メールチェックを頻繁に行わない
  • マルチタスクをしない、できれば出社のタイミングで仕事のスケジューリングをしておく

こうした工夫をすることで、集中力がないことがきっかけで起こるケアレスミスや仕事の進みの遅さをケアできるようになります。

自分の集中力をしって生産性高い仕事をしましょう

人の集中力も削がないようにしよう

著書を読み、集中力は等しく有限かつデリケートなので自分はもちろんですが上司・同僚に対する接し方に気を付けるべきです。自身、振り返ると上司が集中している時にも私は平気で何度も話しかけに行ってしまっていたと思っています(人によっては怒られたこともあります)。「人の集中力は23min経過してから」と記載しましたが、一度集中力が切れてしまうと再び集中するのにまた23minかかるそうです。緊急事態であれば話は違いますが、せっかく集中しているところに急ぎもしない案件で話しかけられたら怒るのも無理はありません。

上記のようなことを空気が読めない人≒KY(死後?)というのだと思います。自分が集中力の仕組みを理解したら、人に対しての配慮もしてあげることをおすすめします。例えば、

  • 明らかに集中しているメンバーに対しての声掛けは控え、メールにする
  • エチケットに気を付ける(話し声・香水などを含めた体臭)
  • 相談があるときはあらかじめメモなどにまとめ、一度に、かつ簡潔に聞く 等

自分が集中できるだけではなく、上記のようなメカニズムを知り、人への深い配慮ができればきっと集中力が高まり、生産性高いチームになれるのではないでしょうか。

投稿者: Koseki Kano

東京都中野区在住。35歳。 化粧品メーカーに新卒で入社(10年間)。 営業企画・販売企画・健康食品事業立ち上げを経て、米系マーケテイング会社に 転職。アカウントマネージャー兼アナリストして主に消費財メーカーに対しマーケティング提案、年間120社(2年半)。 現在GAFAの1つに転職し、webマーケティング施策を企画。 セールス、データ分析、マーケティングの掛け算のキャリア 自身の経験を基に電話/メールによるキャリア相談、履歴書添削を通じ中長的にサポート。 休日は25年間続けているバスケットボール、そしてバスケ強化のため(今はこちらの方が主になっている気も・・)筋トレが趣味。

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