日本のGDP/人がOECD各国に抜かれる~2つの変化が起こる準備を~

転職とビジネスに関する情報配信をしているBusiness研究所ですが、今回はダイヤモンドオンラインが本日掲載した、一人当たりのGDPが韓国に抜かれた件について情報配信をしたいと思います。

  • 日本の1人当たりのGDP推移と他国の状況
  • 1人当たりのGDP低下の問題点
  • 市況を受けてのご提案

この辺りに関し、興味がある方はご一読ください。

記事サマリ

本日、同サイトで「もはや先進国とは言えない日本、アジアでの「あり得る未来」とは」という記事が出ました。

引用: ダイヤモンドオンラインより抜粋、各国の一人当たりのGDPの推移
引用: ダイヤモンドオンラインより抜粋、各国の一人当たりのGDPの推移

日本は上図の通り、OECD諸国平均よりも下位にいます、つまりOECD諸国の中で下から数えたほうが早いということです。

「総GDPは世界でもまだ3位だ」「この手の煽り記事はうんざりだ」なんていう意見も聞こえてきそうですが、果たしてそうでしょうか。日本の人口は2050年には1億人を割込む見通しです。総GDPが下がることはこのままでは避けられませんし、何よりもGDPが上がる見込みがほぼないことが問題だと考えます。

1人当たり900万円の生産性がないと現状維持できない

東進ハイスクールの林先生によれば、日本人は充実した社会保障などにより、一人のビジネスマンが900万円を稼がないと現在の基盤を維持できない構造になってしまっているそうです。私は問題の根っこはここにあると思っています。ビジネスマン一人ひとりがいくら稼ごうが実際は自由だと思います。しかしマクロで考えると一人当たり最低でも900万円以上の生産性を生み出さないと日本は現状維持すらままならない状態になってしまいます。これから労働人口が減少していくのであれば一人当たりの負担は950万、1,000万と拡大していくのは明白です。

2つのアクションが必要

これからビジネスマンは2つの変化が求められると思っています。

  • 人材の流動化
  • 海外のビジネスマンとの協業

一つずつ解説します。

人材の流動化

45歳以上のビジネスマンが相次いでリストラに見舞われています、もはやご説明は不要と思います。終身雇用を頼りにし、若いころの頑張りに対する貯金で定年まで高給を得る仕組みは成り立たなくなっています。

働き盛りの20-30歳代、一生懸命働き、それに見合う対価を得られない企業は早めに見切りをつけること、そして自身の強み、領域を決めてベテランになったときにはそれを元にさらにチャレンジをしていくことが必要です。

僭越ながらGAFAに入り、親戚や友人などから褒めてもらうことがあります。本当にありがたい一方で、まるでビジネスマンとしての高みに登ったような褒められ方をされることに違和感を感じます。今のうちにグローバルなビジネスを経験させていただき、これからベテランになってからはそれまで培ってきた「セールス・データ・マーケティング」の領域を元に更に生産性高いビジネスにチャレンジしたいと思っています。会社の規模の大きさではありません、一人でさらにお金を生み出すためのチャレンジをしたいと思っています。

私たちの同年代の方々も積極的にチャレンジをし、場合によっては会社を変えて終身雇用、年功序列といういびつな雇用慣習から抜け出すことが必要です。繰り返しですが、我々がそうでないと「今」を維持することすらできません。

海外のビジネスマンとの協業

先日、拙著「外国人が住みたいと思う国」ランキングで日本がワースト2位に」でも触れましたが、もはや日本は海外の人材が働きに来たいと思う国ではなくなっています。ただ、一方で彼らの力を借りないと現状維持ができない場面に来ています。

経済は、いろいろな分析をする人がいても、結局は人口が増加するところで活性化するというシンプルなものです。例えばオリンピックです。オリンピックではたくさんの人や物が開催国に流れてきます。開催が決定すると必ずGDPは拡大しますが、建設や観光などによって人が集まるビジネスが加速するからです。

話を戻します。これまで日本は自分たちを守るために海外の人材の流入を限定的にしていました。特定の職種(大学教授・エンジニア等一部の高度なもの限定)、あるいは外国人技能実習によって過酷な労働条件でしか受け入れていない状態です。2019年に改正入管法により特定技能を持っている海外のビジネスマンが入ってきやすくなりましたが、まだまだ制限があります。日本人自身の職業を守るためです。

ただ、職場にも海外の方がたくさんいます。それも欧米や先進国だけではなく、韓国や中国、東南アジア諸国の方とも仕事をしますが本当に優秀です。彼らの力を借りて切磋琢磨していかないといけないときに来ています。

「成長」ではなく。現状維持をするだけでも生産性を上げなくてはならないときに来ている

まずは自身の強みの整理を

変化いずれ来ます。それに対応するために、まず自身の強みを整理が必要です。

  • これなら負けない、と思うもの
  • 努力やそれに伴う犠牲をいとわない、と人生を賭けられるもの
  • 人からよく褒められるもの

まずは書き出してみることをお勧めします。それが例えば労働集約型の、いわゆる「作業」ではなく、きちんと価値を生み出すことができるものであればベストです。頭で整理するだけではなく、きちんと紙とペンで書き出してみることをお勧めします。もし見つからない場合は人に聞いてみると良いかもしれません。意外と身近の人の方が客観的に見えていることも多いです。それを武器に価値を出していくことで少しずつ生産性を高めていくことが現状を維持するためのシンプルながら唯一の道だと思います。

今回は以上です。最後まで読んでいただいてありがとうございました。もし参考になりましたら「いいね」ボタンを押下いただけますと励みになります。よろしくお願いいたします。

投稿者: Koseki Kano

東京都中野区在住。35歳。 化粧品メーカーに新卒で入社(10年間)。 営業企画・販売企画・健康食品事業立ち上げを経て、米系マーケテイング会社に 転職。アカウントマネージャー兼アナリストして主に消費財メーカーに対しマーケティング提案、年間120社(2年半)。 現在GAFAの1つに転職し、webマーケティング施策を企画。 セールス、データ分析、マーケティングの掛け算のキャリア 自身の経験を基に電話/メールによるキャリア相談、履歴書添削を通じ中長的にサポート。 休日は25年間続けているバスケットボール、そしてバスケ強化のため(今はこちらの方が主になっている気も・・)筋トレが趣味。

日本のGDP/人がOECD各国に抜かれる~2つの変化が起こる準備を~」への1件のフィードバック

  1. 胸にぐさっとくる内容で休日にもかかわらず暗澹る気持ちになりました。この記事を批判しているのではなく、これまで何となく感じていた日本の現状に言葉を与えていただいたからだと思います。未だに年功序列でどんなに知見や知識、スキルをもっていても活かせない転職先がまだまだ存在します。これでは競争力はつかないと思いますし新しいものも生み出せないと思います。では、私に何が出来るか。自分の強みや特性を腐らせずに来たるべき危機に備えておきたいと思います。49歳ですが、まだやれることはたくさんあると思っています。

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